「まさ夢いちじく」を読んでから、幻想的なオールズバーグの作品に
魅了されて、借りてみました。
夏から秋に移り変わっていくおはなしで、挿絵もこの
季節の移り変わりのコントラストがとても効いてます。
さて、読み終えてから子どもたちとタイトルにも掲げられてる
『名前のない人』の正体について子どもたちが話し合ってます。
娘は「秋の妖精」、息子は「神様」。
その理由は、男が滞在する所だけ、紅葉が始まってないこと。
男の残した“また来年の秋にね”という言葉から。
オールズバーグのあえて答えを出さない、不思議なお話しが
子どもたちの想像をより一層膨らませてくれ、
読んだあとにも大きな余韻が残るおはなしです。
さあ、皆さんのご家庭ではこの“名前のない人”の正体をどう解釈するかな?