小5の息子と読み進めてきた源平絵巻物語も、
ついについに、壇ノ浦の戦い。
北九州の祖父母の家に長期滞在し、
しょっちゅう関門海峡を行ったり来たりの息子には、
この巻は一番思い入れの深い、そしてもっとよく勉強したい
物語であるようです。
西へ、西へと逃げてきた平家。
東北で挙兵して平家を追い詰め、
そしてついに壇ノ浦で平家を滅ぼした源氏。
まさに源平物語のクライマックスです。
当時8歳だったのに入水自殺をしなければならなくなった
幼い天皇と、その祖母の物語のところは
現代を生きる息子の目には非常に切なくうつったようです。
私にとっても切ない・・・!
昔本当にここで、歴史に残る戦いがあり、
そして平家の人々の血や衣服で海が染まったとは、
本当に考えられないほど、今は穏やかな関門海峡。
そんな歴史があっての、今なのだなぁとおもうと、
時は間違いなくつながっているんだなぁと感じます。