ウィリアム・スタイグの描く飄々とした表情の登場人物が大好きです。今回もとっても魅力的な主人公でした。いろんなしぐさや顔を見るたびに笑ってしまいます。
そして、ローランドと出会って命を狙うキツネがまた笑わせてくれます。とてもずるくて残虐なのに、どこかぬけていて詰めが甘い。ラストシーンでは牢屋に閉じ込められてしまうのですが、その表情が最高です。
『みにくいシュレック』『歯いしゃのチューせんせい』『ロバのシルベスターとまほうの小石』『ピッツァぼうや』などなど、ウィリアム・スタイグの絵本は全部オススメです。