屋根裏部屋で古い時計を見つけたヒギンズさんは、ちゃんと時間があっているか確かめようと新しく時計を買ってきました。寝室に置いた新しい時計は午後3時をさしています。屋根裏部屋に行ってみると、そこの時計は3時1分でした。「おやまあ! どっちのとけいが ただしいのかな」。そこで、もうひとつ時計を買ってきたヒギンズさん。台所に置いたその時計は午後4時10分前、急いで屋根裏部屋に駆け上っていくと時計は4時8分前です……。
ちょっと考えれば時間差から生まれるおとぼけぶりがわかるお話です。でも、時計の読み方と、時計の魅力がたっぷり詰まっていて、子どもはあきないことでしょう。娘が時計の分針の読み方を習いたいと言っていたので、ぴったりのタイミングで出会えた復刻絵本でした。楽しいです。