来月小学生になる6歳孫娘に。
事情により、保育園の大半のともだちと別れ、見知らない子と友になる小学校への入学も間近。
そんな孫娘にとって、本書のローラの複雑なきもちは他人事ではなのでしょう。笑うどころか神妙に聞きいっていました。
ローラの分身でしょうか、「みえないともだち」のソレンは気になる存在。ふたりして初めからたどってしまいました。
小学生入学前後のこころの葛藤を「みえないともだち」に託して見事に描いていると思います。
入学を前に日々変わっていく孫娘もきっと、「(しんぱいして、きんちょうしていたのは、もう一人の自分であって、)さいしょから ばっちり だいじょうぶ!」のピカピカの一年生になることでしょう。
このシリーズ、少々ドキッとするタイトル・内容ですが、こどもへの愛情がたっぷり感じられ、作者の子供の成長への応援の気持ちが、いもうと思いの兄チャーリーに託されているかのようです。
読後感が爽やかです。