白黒の2色刷り、表紙だけシックな紫色がプラスされたおしゃれな「外見」の絵本です。白黒のかわった模様のミルトンという猫が主人公なのですが、この子がなぜかからすが好きで、からすにやたらとまとわりつく...というところからお話がはじまります。
からすのほうでは猫なんてまっぴらという対応なので、しかたなしにミルトンは、自分とからすのにているところやちがうところをつぎつぎと考えます。
かわいらしい性格というよりはけっこう悪そうな言葉遣い、意外に自信過剰なところもちらっと見てとれたりしておもしろいのですが、小さい子供にはなかなか伝わりにくいおもしろさかなという気がしました。