11ぴきのねこ(おおきなさかな)
11ぴきのねこの絵本に《教訓などありません》
作者の馬場先生が、生前残されたこの言葉に
子供は純粋に絵本を楽しむべきだ
という熱いメッセージを感じました
11ぴきのねこが生誕50周年を経ても
愛され続ける理由はそこにあります
絵本はしつけの為の道具では無く
子供が楽しむ為にあるべきなのだと
私も息子も11ぴきのねこが大好きで
こちらのおおきなさかなは何度も読みました
子供が寝る前に「読んで」と持ってくるのは
毎回11ぴきのねこシリーズでしたが
私も読み聞かせていて楽しいし
子供は繰り返し読みたくなるんだそうです
ついつい食べられてしまう魚が可哀想…
なんて思ってしまいますがお母さんは
お子様に楽しく読んであげて下さい
たぬきのおなかになったねこたちは
満腹になってとっても幸せそうです
【馬場のぼる先生について】
1967年…終戦からまだ20年しか経っていない時代に
出版されたのがこちらの11ぴきのねこの1作目です
作者の馬場のぼる先生は戦時中の特攻隊でしたが
出撃前に終戦を迎えられたそうで、その後は
戦後の日本を漫画で盛り上げようと漫画家になり
さらに絵本作家として活躍されました
馬場先生にしか書けない11ぴきのねこの
柔らかな表情は見てるこっちもにこにこ笑顔になります