このシリ−ズの新しいきれいな他の5冊に混じって、1冊だけぼろぼろこの本、そう、小学生の頃から大好きで、捨てられなくて健在で〜す。(1973年発行・第18刷)
おなかをすかせた11ぴきが、大きな魚をつかまえに行く、いたってシンプルな話なのですが、なんで、こんなに、魅力的なんだろう?ひとつひとつのシ−ンが、妙に心に迫ってくるんです。作者(近年、亡くなられてしまい残念です)の魅力なんだろうな〜。
島の上で、貝の枕で寝てる大きな魚の姿がかわいくて、(しかも、ねんねこさっしゃれの子守歌が好きだなんて・・・)ラストはちょっぴり、かわいそうな気もしますが、たぬきのおなかのしあわせそうな、ねこたちの顔を見ると、こっちまでうれしくなっちゃうんです。
読んだことのない方、絶対、おすすめです!