一歳半の息子にはまだ早いかなと思ったけれど、林さんの絵に私が惹かれてしまいました。内容はどこの家庭でも体験するおでかけのまえのバタバタを、優しく可愛く描いたものです。そうそう、そうなのよと頷きながら読みました。子供のわくわくする気持ち、待ちきれない気持ちが手にとるように伝わってきます。これを読みながら、こういう子供の気持ちを私は大切にしてやっているかなと反省しました。一方息子は、初めはジーっと聞いていましたが、時々にやりと笑うようになり、一日に何度も読むうちにあやこちゃんとすっかり同調してしまったのか、あやこちゃんの台詞はすべて暗記し、タイミングよく私の代わりに読むようになりました。おでかけのときには嬉しそうに しゅっぱつです! と言うようにもなりました。あやこちゃんの気持ちが解るのねと抱きしめたくなる思いでした。子供の理解力は私たちが思っているよりも遥かに高いような気がしてならない今日この頃です。