ゆったりとした、大らかなお母さんになりたくて、子どものため、というよりも、自分自身のために買った本です。気持ちにゆとりがあるときはいいけれど、時間にゆとりがなくなると、つい心までギスギスしてしまい、子どもにもガミガミ言ってしまいがち。でも、このお母さんは一言も子どもを責める言葉を口にしません。「こうなれたらいいな・・・」いつもそう願いながら、ページをめくっています。
娘が喜ぶのは、もちろん、あやちゃんがお弁当をぐちゃぐちゃに詰めて、ベタベタの手をパジャマで拭いたり、お母さんの口紅を真っ赤にぬって、「もっときれいになった」ページ!
急いで出かけようとして、せっかくのきれいな黄色いスカートが泥だらけになってしまうページでは、自分のことのようにがっくりとした顔をしますが、青いズボンに着替えて、元気よく駆け出していくあやちゃんを見て、「おズボンもかわいいよね。」と、納得した笑顔に!そして、裏表紙の、お父さんとあやちゃんが楽しそうにボール遊びをしている絵を見て、「Jも、パパとママと3人でピクニックいきたい!」と言って、日曜日になるのを楽しみに待ちわびています。