こちらの絵本は3色刷りのため“春らしい華やかさ”は少な目ですが、
でも北国の春の訪れは、まさにこの絵本のようです。
薄黄緑色のふきのとうが芽吹き、
緑色のクロッカスの葉が地面から顔を出し、
黄色いタンポポが花をつける。
冬の、灰色がかった薄い水色の空が、
春に向かって少しずつ青味を濃くしていきます。
東日本大震災後、
テレビのニュースに向かうのは居た堪れなくて、
絵本を読んで癒されては、絵本ナビのサイトを訪れています。
いつも、僅かな支援しか出来ない無力感と、
現実逃避している罪悪感が心の底にあります。
そんな中、
「まってなんかいないでさ、ぼくたちで まちを はるにしようよ」というポジティブな言葉に、
ハッとさせられました。前向きでいなくちゃ!と元気を貰えました。
北国の春は、もうすぐです。
信じて、微力でも息の長い支援をしていこう、そう思えました。