同じ作者さんの「おはようサム」を読んだ後、
この「おやすみサム」を図書館で見つけて借りてきました。
この絵本の感想から少し離れるのですが、この作者である
メアリー=ルイーズ・ゲイさんは学校や人間関係が上手くいかなかったんですねぇ。
両親が彼女のために何か出来ないかと週に1度図書館通いしたのが
メアリーの本好きに繋がったそうです。また、授業中に退屈しのぎに
ノートの片隅に描いていた落書きから絵の世界にも傾倒するきっかけとなり
26歳の時に本格的に美術を学ぶようになったのだとか。
人生、何が功を奏するのか分からないものですねぇ。
主人公のサムのテキトーな様子が、なんだか可愛らしいです♪
「愛犬フレッドがいないから眠れない」と眠そうなステラを
わざわざ フレッド探しに付き合わせています。
サムの掛け布団が足元のほうにグシャグシャッと盛り上がっていて、
私たち母娘は、最初 この“盛り上がり”の中に犬のフレッドが最初からいたのではないかと
推測していたのですが、次女が「フレッドが行くお部屋に隠れてるよ〜」
という事実に気付いたので、再投稿しました。
先に「おはようサム」を読んだ時には、ステラがお母さんなのか
それともお姉ちゃんなのか、見極めがつきませんでしたが
こちらの作品を読むと、お姉ちゃんかなあ…と思いました。
それにしても、「おはようサム」では サムの被っていた帽子に
日本の古文書のような古い文字が書かれていたのが目に留まりましたが
この作品では子供部屋の壁にかかっている凧の模様が古文書みたいです。
作者のメアリーは日本に興味があるのかしら?