ぼくおばあちゃんのこになってあげる」 えりこママさんの声

ぼくおばあちゃんのこになってあげる 作:西本 鶏介
絵:渡辺さもじろう
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1995年
ISBN:9784790260615
評価スコア 4.55
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  • 老いるおばあちゃん

    認知症になっているおばあちゃん。たまにぼくのことを「よしお」とお父さんと間違えてしゃべります。そんなおばあちゃんをぼくをはじめとする家族は「むかしのくににいってしまう」と表現しています。なるほど〜と思いました。
    老いていくおばあちゃんをぼくの目線から描いた作品で、とてもよく表現されているなと感じました。最初は主人公のぼくが間違うおばあちゃんに少し腹を立てている様子でしたが、おばあちゃんがいなくなって必死で探すぼくが「ぼくおばあちゃんの子になってあげる」と表現するところ、峠で見つかったおばあちゃんはやっぱり孫ではなく息子と思って主人公のぼくと接するけど、自分のコートを当たり前のようにそっとぼくにかけるところに胸をうたれます。
    老いていくおじいちゃん、おばあちゃんを学ぶ素晴らしい作品だと思います。

    投稿日:2016/01/27

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