十五夜の日に月にいるうさぎに会いたいなぁと空を眺めていたうさぎちゃん。そこへ宇宙人がやってきて親切にもうさぎちゃんの願いを聞き入れ月に連れて行ってくれます。果たしてそこには、もちをつくうさぎちゃんがいたのでしょうか?
周りに「せなけいこ」さんのファンというお父様がたがたくさんいますが、せなさんの絵本は他の方には絶対に描けないユニークさがあり、癖になると思います。この絵本もファンタジーとは言い難い内容ですが、そこがブラックユーモア的でとても面白いです。うさぎちゃんに泣かれておろおろしている案外優しい宇宙人さんに好感が持てます。他にはない楽しい絵本です!