絵本の文章は、おじいさんと孫娘の短い会話のみ。
そして、絵は畑の構図が最初から最後まで同じという初めて目にする絵本でした。
その畑の絵が、春から冬に至る変遷を見事に描いていています。
面白いのは、畑の野菜のうち、根菜は地中の様子も描いていること。
本来はおかしいのですが、この絵では自然に飛び込んできて子供もこんな風になっているのかと感心していました。
平面図と立体図が絶妙に組み合わさって、とても魅力的な絵だと思います。
小動物の動きも細かく描かれているし、四季の変化を分かり易いので、科学の絵本としても役立つと思います。