フランシスの作り上げた架空の友達「アリスちゃん」やら、
「ぷるぷるりん」「ぐっくるく」のフランシス語、
そして箒にまたがってパッカパッカ出て行くとこ等、
もう出だしからフランシスの不思議ワールド炸裂です。
今回は妹グローリアの誕生日パーティの話。
妹が注目される寂しさや、
素直に喜んであげられないいらだち、
そしてそれを優しく見守るお母さんの姿が描かれています。
フランシスの不思議ワールドにちゃんとつきあってあげてる
お母さんがとっても素敵です。
もしここでお母さんが、
「そんな馬鹿な事言ってないでパーティの準備手伝ってよ!」
とかフランシスに言ったならば、
フランシスはもっとひねくれてしまっていたに違いありません。
5歳の長男も、
きっとフランシスのように感じていることがいっぱいあるはず。
息子の不思議ワールドを馬鹿にせず、
きちんと向き合う親でありたいと、
思わされた一冊でした。