デイビッドのシリーズ、私たち親子にとって3冊目。
読めば読むほど、このシリーズの大切なメッセージは
実は大人に向けてのものであるような気がするのは、
私だけでしょうか?
もう、これでもかというほどやらかしてくれるデイビッド。
今回はこともあろうに学校で次々とやらかすデイビッド、
もちろん先生もそのたびにお小言を連発ですが、
最後はピッカピカに机を磨きあげたデイビッドを、いい子いい子。
その時のデイビッドの嬉しそうな顔が、忘れられません。
どんな悪さをする子でも、光るところがある。
どんなにおふざけの子でも、一生けんめいできることがある。
だからそこを認めて、伸ばしてあげようね。
子供の心も一緒に、伸ばしてあげようね。
なんだか絵本がそう、私に一生懸命語りかけてくれてる気がします。
怒ってばかり、怒られてばかりだと、確かにお互い疲れます。
でも、怒るときは、怒らないといけない。
でも最後は、この先生のように、双方がとっても素敵な気分に
なれるように、
そしてそれがいい方向の新たな一歩になるように。
その努力が大人には求められるのだと、深く考えさせられた一冊でした。