自分の少女時代を思い出しました。女の子だって虫取りしましたよね〜。
線路を越えて一面の田んぼが広がるページには、今はなき家への切なさにも似た懐かしさがこみ上げてきました。こんな所を走っとったなぁーと。
そんな少女時代を過ごした私が、娘に伝えたい夏を活き活きと読んでみました。
正直おもしろくないと言われるかなと思ったのですが、とても喜んでニ度三度リクエストがかかりました。
岩場をジャーンプ、足を擦りむいた所がおもしろかったようで、その後の捕獲の瞬間にはワクワクといい笑顔で聞いてくれます。
獲れた喜びを繰り返す、あそこを読むのが難しいですね。
住んでいなくても、郷里での夏休み体験などお持ちの方が読むと、なにかしら甦ってくるのではないでしょうか。
一緒に花火や蚊取り線香のにおいを思い出しましたよ。