せいたかのっぽのやまんばと、その娘まゆのすてきなお話です。
そろそろ、お客様がやってくると、やまんばかあさんは、大きなたるにやまもものお酒を準備します。
そこへ、黒雲が立ち上り、一匹の大きな竜が、子どもの竜を連れてやってきました。
これは、冬から春への季節の移り変わりの大きな役割が描かれていました。なんてダイナミック。そして、なるほどと、納得できるすてきな出来事でした。
自然の移り変わりをこんな風に捉えることができるその表現に魅せられてしまいました。そして、小さな娘にも、きちんと役割を与えるやまんばのかあさんの姿勢、すばらしいと思いました。
お話の時期に合わせて、ぜひ読んであげたいと思います。