わに君は、友達なんて必要ないと思っているんです。
友達がいなくたって1人で家に帰れるし、おもちゃで遊ぶときだって、1人のほうがずっといい。
じゅんばんこもめんどくさいし、かたづけ手伝わなかったら頭にくるし、なんで、友達と仲良くしないといけないのか?と思っている。
でもね、そんなわに君のところに、うさぎの子がやってきて「ともだちになろうよ」って言うの。
そして、うさぎの子の「しんせつね。」「ありがとう。」の言葉が、だんだん、わに君の心を変えていくんですね。
わに君は、最後には、友達っていうのもそんなに悪くないかなってちょっぴり思う。
うちの子も、幼稚園に入った当初は、なかなか友達と遊べない子供でした。
でも、「おうちで遊ぶのも好きだけど幼稚園が好き。だって、お友達がいっぱいいるからだよ。」と元気に幼稚園に行くようになりました。
わに君がうさぎの子と接するぎこちない様子、でも、ちょっとうさぎの子を気遣ってみたり、ちょっとした言葉がうれしかったり。
最後には、ちょっと友達もいいかな、ってだんだん変っていく様子。
うちの子も、こんなふうに成長してきたのかなって、わが子と重ねあわせて読んだ絵本でした。