絵本ナビでいただいたポイントで購入するときには、何か特別な本を、という思いで選んでいるのですが、この絵本は、小学校の「こうちょうせんせい」だった父のために、ありがとうの気持ちを込めて贈った1冊でした。(と言っても、読んだあとは必ず、孫娘のためにと、すぐに送ってくれるんですが・・・。ほんとに有り難いことです!)
「大きな声であいさつをする」・・・誰もが当たり前のように、よいことだと信じ、子どもたちにもそのように教えますが、あいさつだけに限らず、一般的な常識や意見にとらわれて、子どもたちの心に寄り添うという1番大切なことを忘れてしまいがちですね。くまのこうちょうせんせいも、病気になるまでは、そのことに気づけませんでした。私自身は、毎日の生活の中で、どれだけ子どもの心を見落としてし、置き去りにしてしまっているか知れません。心の声を聞くのは、本当に難しいことですね。
娘は、ひつじくんが、こうちょうせんせいのために、大声を出して助けを呼ぶシーンで、口を両手で押さえながら、ひつじくんの勇気に驚いていました。そして、娘もまた、ひつじくんの気持ちに寄り添って、たくさんのことを感じ取ったようでした。