ひなびた村の村長は、初めは困っている村を助けるつもりだったのが、
高価なお礼に目がくらんでしまったようです。
おばけを他の村に押しつける村人たちは、現代でも聞いたような話です。
自分たちさえよかったら、他の村の事なんで考えていないです。
自然に囲まれ、ひなびた村では、豊かな暮らしは出来なかったかもしれません。
でも、平凡な暮らしこそ、本当の豊かさと気がついた時には
遅すぎました。
平凡なくらしを守ることは、本当に大変です。
誰かが間違った事をすると、もろく崩れてしまいます。
これからの世界を担う子どもたちに、手に取ってもらいたい本です。