大好きなおとうさんは、いつも難しい顔をして机に向かって仕事をして
います。窓の外から、踏み台に乗っておとうさんを眺めている女の子は
ちょっと寂しそうな感じがしました。
おかあさんが亡くなっているのを知った時には、そうだったのだと納得
出来ました。おとうさんだって、女の子が夢中でドングリやトチのみを
拾っているときに、ぼんやりと木にもたれてぼんやり遠くを眺めている
姿からも納得出来ました。父子家庭だから寂しいけれど、おかあさんの
役目もしっかりと頑張っているおとうさんが素晴しいです。
おとうさんの愛情を一心に受けて健気に頑張っている女の子にも頑張っ
てほしいと思います。大好きなおとうさんがいるから、おかあさんも
安心して任せられると思っていると思いました。
やっぱり、涙が止まらない絵本でした。