とても目を引く色とデザインです。
また、ユックリとジョジョニ、という題名も、一度聞いたら忘れられません。
個人的には、荒井良二さんの絵本によく登場する、「汗をかきながら笑う人」の絵がとても好きなのですが、
この絵本は、ちょっとシリアスなので、そちらは登場しません。
でも、荒井さんの別の一面がでている絵本で、こちらもとても素敵です。
「ブーバ・トリロリ…」とアコーディオンを弾く、歌の上手なユックリは森に住み、
「クルリ・クル」とダンスも上手なジョジョニは、町に住んでいます。
二人は出会い、踊り、いつしか、知らない町にきていました。
まだ、恋とも呼べないような、淡い思い。
それがとてもやわらかく描かれています。
子供は、ただ絵を楽しみ、文章の音を聞き、楽しんでいるようでした。
大人は…もう少し違う思いで、この絵本に惹かれることでしょう。
個人的な意見ですが、この本は、あげたい人や、その場面がいろいろと思い浮かびました。
プレゼントブックとしても、いいのではないでしょうか。