浜辺で砂のお城をつくる男の子。すると、不思議な事が起こり始めます。砂が盛り上がり「すなおとこ」が現れ、砂の国へと案内してくれました。
砂の国の王様と、たのしいサーカスを競演した後、にわか雨が降り始め、砂たちは消えていきます。「また おしろをつくるんだよ。きっとまたあえる」王様からもらった貝をあけると、海の上を橋のようにかかる虹が…。
イラスト的な絵だから、白昼夢のようなストーリーが嫌みなく表されているのかなと思いました。
いろいろと形を変えることが出来る「砂」を扱った珍しいお話し。
でも、誰もが海岸では必ずつくる「砂の城」だから、親しみがわきます。
詩的な世界に浸れますよ。