上の子が小学校6年生くらいか、中学校に入ったくらいの時、菜の子先生シリーズに出会ったんですよね〜。
富安さんの作品の中でも、ピカ一で好きなシリーズです。
菜の子先生はいくつかの小学校の「謎の先生」として語り継がれていて、生徒たちが(不思議なことで)ピンチになると、どこからともなくやってきて、竹を割ったようなさばさばした物言いでありながら、さりげなくフォローしたりアドバイスしたりしてくれる、とっても頼りになる先生です。
「こんな先生がうちの学校にもいれば〜(☆彡)」って、ファンになるのも当然!と、私は思います。
今回ちょっと残念だったのは、校外パトロールというとこで、今までの学校編とはちょっと雰囲気が違っていたところ。
あと、描きやすかったので、表紙絵になったんだと思いますが、私は個人的に表紙絵の「七福神・宝船」の話よりも、ラストの京都・修学旅行編の話の方が好きでした。
毎回このシリーズでの一番の楽しみは「菜の子先生新聞」です。
本当にこういう投書があったのか、編集部のいたずらなのか…。それでも、本編を読むにあたって、更にドキドキ効果を上げさせてくれる楽しいひとコマであることには違いありません。
まだ菜の子先生に出会っていないお子さんたちには、小学校・中学校くらいのうちに、ぜひ一度ご拝読を!