読み始めて、絵本で読んだ『ヘンリーとハリーの大冒険』に出てくる主人公と重なっていることに気付きました。
書かれた時期が近いので、重なったのかな。
ひきがえるのヘンリーとのねずみのハリーとヘンリーは、ピクニックに出かけて道に迷います。
ヘンリーがここでもごちそうのケーキに指をつっこんで味見をするのが『ぼくはあったよサンタクロース』と同じで、
食欲の方が勝っているというのか天真爛漫なのかという感じでした。
表紙の絵がおばけ屋敷のような感じですので、三匹を助けてくれたくまさんが良いくまなのか悪いくまなのかと危ぶみましたが、
最後はちょっと切ない感じのするお話でした。
幼年童話のジャンルだと思いますが、絵がふんだんで絵本と児童書の中間に位置するようなお話だと思いました。