生まれたばかりの弟が亡くなったばかりの家に、ソフィーという赤ん坊が預けられます。
預けると言っても手紙のみで母親の存在はわかりません。
子どもを亡くしたばかりの家に新しい赤ん坊。それもいつかは親が引き取りにくるという子ども。
この家族が再び喪失の苦しみを味わうことになるのか?
なんて酷な話だろうとその設定にまず驚いたのですが、作者がパトリシア・マクラランなので、そんな設定でありながらも優しいお話でした。
戸惑いながらも赤ちゃんを育てて愛情を注ぐ一家。結末は書けませんけれど、暖かいお話でした。
この作品もYAになるのかな。
大人が読んだ方がわかりやすいような感じも受けましたが、マクラクランらしいお話だと思いました。