表紙の絵が、ちょっと地味な印象で、あまり期待せずに読み出したのですが、実は意表をついて面白いお話で、うれしくなってしまいました。
なんといっても、リズムのある繰り返しがとても読みやすく、次の展開が気になって、ワクワクしてきます。
ととさんが、お腹が痛くなって、かかさんのアドバイスで、和尚さんの所へ行き、その度に、蛙を飲んだり、きじを飲んだり、終いには、鬼まで飲んでしまうのです。
この、話が大きくなっていくところに、子供たちは大喜びで盛り上がります。
題名では、鬼が出てくることが予想できないので、出て来た時の驚きがあって、またいいんですよね。
鬼を豆で退治するお話なので、節分の時期のお話会にぴったりでした。