感想を書きたいと思いつつ、なかなか書けずにいた絵本です。
というのは、うちにあるこの絵本は、高校1年生の時、中学時代からつきあっていた(というと、語弊があるかな?文通したり交換日記したりの、清い仲ですよ!)彼から、プレゼントされた絵本なんです。
だから、これを開くとぷ〜んと香る(古い本特有の湿っぽい)においが、20年以上昔の、まだピチピチしていた中高生時代にタイムスリップさせるんです。
彼がどんな想いで、この絵本を選んで私にプレゼントしてくれたのか?今となっては推し量ることができませんが・・・豊かな感受性を持った少年が、きっと素敵な男性に成長し、あたたかい家族に囲まれて、時には好きだった絵本を子供や奥さんに読んであげていたらいいなあ、なんて勝手に思っています。
そういう私が、この絵本のすばらしさに気づいたのは、もっとずっと後のことです。
今頃になって、子供たちと眺めながら、「あっ、長靴をはいたネコ!」「あっ、大きなかぶ!!」なんて、発見する喜びを味わってます。
子供たちが有名な名画を見つけるのは、もう少し先でしょうか?
でも数年後には、私がこの絵本に出会った胸ときめく年齢に、子供たちもなるんですよね〜!