じっちょりんとは虫のような数ミリの生物で
家族単位で移動しながら暮らしています。
目的は種をまくこと。
コンクリートのわずかな隙間から
しぶとく目を出している雑草は
実はじっちょりんが植えた植物だったのですね。
よく目にするのに名前は知らない雑草(ではなくて植物)の
名前も沢山登場します。勉強になります。
なんといってもじっちょりんが小さいことが魅力です。
じっちょりんを追いかける目線で描かれていて
道路の段差スロープの下に降り注ぐ数本の光線には感動しました。
最後のページの地図はじっちょりんの道のりを示していて
娘達は「そうそう、ここ通ったねー」と
食い入るように見てお話の復習をしていました。
もうひとつのお楽しみは各ページにハートマークがあるんです。
それはとても小さいハートです。
1回目はお話を読み、二回目はハート探しと決めて
読むことにしています。裏表紙にまでありました。
細かいところまで楽しめる素晴らしい絵本でした。
私が選ぶ「今年のおすすめ絵本!」にノミネートされました。