ためしよみをして、じっちょりんの可愛さにハマり、私がどうしても欲しくなってしまった絵本です。
団地のすみに住んでいるじっちょりんの家族は、花びらや葉っぱを食べて生活をしているのですが、種だけは取っておき、道端に種をまいて歩きます。
どの場面も、小さなじっちょりんから見る世界がとてもうまく描かれていて、思わず一緒に種まきをしているような気分になります。
そして、前に種まきをした場所に着いた場面では、ページいっぱいの草花に思わず、うわぁ〜!と嬉しくなりました。
いつもはなんとも思わず見過ごしていた草花たちですが、この絵本を読んでからは、そのような小さな草花を見るたびに、とても愛おしくなります。
最後のページには、じっちょりんが種をまいて歩いた道すじが描かれていたり、どのページにも小さなハートがかくれていたりと、お楽しみもあって、とても素敵な絵本です。