とにかく、写実的な絵の美しさが際立つ絵本です。
子供の絵本というよりは、美術館に飾ってある絵画を眺めているような気になり、何度見ても感動してしまうほどです。
しかし、私には、どうしてもストーリーが、好きにはなれません。
大事なかわいい赤ちゃんを盗まれてしまうお話なんて・・・。
現実に子供の連れ去り事件が、頻発していて、日々、自分の子供が連れ去られてしまったらと、恐怖心を抱いている私には、この絵本を空想的なお話と捉えることは、とても難しかったのです。
読み聞かせをしながらも、子供が不安にならないかと、気が気ではありませんでした。
それと、ゴブリンとは、一体何者なのか最後までよくわからなかったのも気になりました。
最後に、赤ちゃんが、戻ってきて本当によかったです。