絵本の楽しみって本当に子どものものだけではないよなあと、
こんな絵本と出会うとしみじみ思います。
絵本ナビのレビューを見て興味を持ち、図書館で借りてきました。
すっかり気に入ってしまいました。私が。
買おう!セミくんのこんやに合わせて夏に買おう!
そう思っています。
2歳の娘はまだそれほど実感がわかないようです。
それもそのはずで、セミくんのことがわからない、彼女は。
わかるのは、あおむしくんとほたるくんくらいか。
(あおむしは「はらぺこあおむし」で。ほたるは実際に見たこと
があるので。)
でも、大人の私は(夫も!友人も!)この絵本のかわいさがとっ
てもよくわかります。とにかく芸が細かい。地面に出ていく前の
セミくんと、あおむしくん達だけがおしゃぶりをくわえているの
とか、力持ちらしいカブトムシのおじさんが月刊大相撲を愛読し
ているらしいこととか、夏らしくサマーベッドに座っているのと
か、セミくんがセミになったら麦わら帽子をかぶっているのとか。
とにかく全て、芸が細かくて楽しいです。裏表紙では出会いもあ
るし。
実感がわかないちびっこは、しかし「いきてるってうれしいな」
という言葉には「なんでうれしいの?」と反応を示しているので
我が娘よ、期待がもてるぞ!と喜んでいます。