題名はちょっとインパクトにかけるけど、、子供心をよくついた素敵な作品でした。
イヌが大の苦手の「ぼく」が、お父さんに頼まれてお父さんの仕事場(庭師らしくて、毎回仕事場が変わる)へ、おやつを届けに行こうとすると、あっちにも、こっちにも、怖そうなイヌがいます。その度にドキドキしてしまう「ぼく」。
そんな「ぼく」に、お父さんはイヌが動けなくなるおまじないを教えてくれます。
親指をイヌに例えて、「いぬ、い、ね、うし、とらと、唱えて、グーを作る」おまじないでした。
「ぼく」は早速イヌに会う度に、そのおまじないをするようになります。
イヌが動かなくても、やっぱり怖い「ぼく」。
中でも、よく会う散歩中のブルドックは、大の苦手でした。
でも、最終的にはそのブルドックとも、仲良くなれたというお話です。
お父さんが教えてくれたおまじないの方法が良かった。
このおまじないが題名だと、もっと絵本のイメージがハッキリと伝わってきたのに、そこのところがちょっと残念です。