韓国のおはなしです。
古典小説を創作し絵本になったそうです。
朝鮮王朝時代に、実在したふしぎな神仙の術を修めた道士、チョンウチが、山のふもとから泣きき声が聞こえてくるので、様子を見に。
チョンウチが、風のように舞い降りて見ると、貧しいハンジャギョンという男が、父親の葬式代も工面できず、目の不自由な母と途方にくれていました。
そこで、チョンウチ道士は、袖から掛け軸を取り出し、…。
チョンウチ道士は、腐敗した権力者による圧政に抑圧された民衆を今回も助けるべく、情けをかけたのですが、人間の業の深さに読んでいて恥ずかしくなります。
掛け軸の中に、入って行き、あわてて袋にお金を詰めるシーンに、「あ〜あ。」と息子。
最後の、「これからは できるだけ よいことをして くらしなさい」の言葉は、ハンジャギョンをおもわず応援していた私に言われたようで、「はい」と返事をしてしまいました。