韓国の昔話です。
古今東西の昔話によくあるパターン、“「○○だけは決してしてはいけませんよ」という言いつけを破り、せっかく掴みかけた富や幸せを逃してしまう”というお話です。
いつどういう形で、主人公がこの言いつけを破ってしまうのかしらと、ドキドキ(ワクワク?)しながら先を読むことが出来ます。
墨で書いたような絵や、虎を連れた道士、掛け軸など、日本ものとは少し違った趣が楽しめます。
ただ、訳のせいなのか、それとも元々原文がそうなのか、もっと言葉を厳選して使って欲しいと思える文章表現が何箇所かありました。
現代の流行におもねるような表現は、ちょっといただけませんでした。