荒井良二さんの、カラフルで透明感のある絵が印象的です。
黄色メインの絵は、まさに希望に満ちた朝にぴったり。
段々とにぎやかになっていく街の様子を眺めていると、何だかウキウキとした気分になって、元気が沸いてくるような気がしました。
毎日こんなふうに、楽しい気分で朝を迎えられたら最高だなぁ。
チマチマと出会った「ぼく」にとっては、いつもと同じ朝がとても輝いて感じられたのでしょうね。
「ぼく」の心の中を描いたような不思議ワールドが展開されているので、何かを理解するのではなく、何かを感じる絵本だと思います。