「ほげちゃん」っていうタイトルに、決して可愛いとは言えない(つまり、ブサイクな…)ぬいぐつみの顔がアップになった表紙。
それだけでもう、まずは子どもたちの心を鷲掴みでした。
小学校の図書室で働いていますが、「読んで!」と何度も持ってきてくれる大人気の絵本です。
カバと間違えられたり、そもそも「ほげちゃん」なんていう個性的な(おかしな)名前を付けられていますが、読んでいるうちにどんどん愛着が湧いてきてしまいます。
「ゆるせないーーーー!!」
と激怒する後姿、(きっと)渾身の力を込めて握り締めている拳…。
この辺りから一挙一動が可愛く見えてきてしまい、どんどん虜になっていきます。
そして、最後の穏やかな笑顔を見るころには、ほげちゃんはもう可愛いぬいぐるみにしか見えない…(笑)
ほげちゃんの魅力がぎゅっと詰まっているから、たくさんの子どもたち、そして大人からも愛されるんだなぁと思いました。