ゴツゴツした恐竜の絵。
見るからに男の子ウケしそうな絵本だなあというのが、親である私の第一印象。
息子が選んで借りた絵本なのですが、息子に読んであげているうちに…やや、やばいぞ、なんだか切なくなってきた。最後はどうなるの?どうなっちゃうの??
気づいたら、涙声で絵本を読んでいました。
それに気づいてか、息子は絵本ではなく、私の顔をじっと見て、話を聞いていました。
ゴツゴツしたコミカルなきょうりゅうの絵とは対照的に、すごく繊細なお話。いやもしかしたら、この絵だからこそ、ストーリーがさらに際だつのかもしれない。
息子がこの絵本の良さを本当に理解する日は、もっと先のことだろう。だけどこの絵にひかれてこの本を読んだこと、ストーリー、きっと覚えていてほしいなと思いました。そして、大きくなってから読み返して欲しいと…。
そのときには、息子の心の中の何かがきっと洗われて、大切なことを学び知ることができると信じています。