イタズラばかりやっている女の子の話。
1986年刊行。
2024年に読むと、昭和のわんぱくな子どもや、たくましく生き抜いてきた世代の雰囲気が感じられて、ちょっと新鮮。
今だと「いじめ」「人権侵害」などと、かなり大げさに受け取られたりしそうな、派手なイタズラにハラハラする。
昭和生まれの私にとっては、親の世代の価値観。
60年代、70年代の漫画に出てきそう。昔の子どもたちは、やったりやられたりして、お互いに鍛え合って(?)、競争しながら育つのが当たり前だったのだなあ…と思った。
やたらに気が強いし、相手をやっつけることが爽快で仕方がないララちゃんの性格は、大人になったらどうなっちゃうのだろう?
などと、余計なお世話いっぱいで読んでいた。
とにかく自分の道を曲げない、やりたい放題で、全然負ける気がしない女子で、ハードな人生を歩みそうで、どきどきしちゃうお話でした。
きっと大物になるだろうな、この子は。