梅雨の季節にピッタリとセレクト。
田んぼの脇に咲くアザミに恋したイタチ。
その年は日照りで作物も枯れ始めていたのです。
もちろん、アザミも。
イタチはアザミのために水乞いするのです。
イタチの恋ゆえの行動と、農家の人々の困惑が織り込まれています。
水神様という存在、そして、水乞いするイタチの献身。
この感覚、やはり、子どもたちにも伝えたいですね。
日照りの原因は、意外にも、ラストでさりげなく考えさせられます。
独特の語り口が、ストーリーと相まって、いい雰囲気でした。
小学校のおはなし会で読みます。