お母さんがクッキーを焼いてくれました。クッキーの数は12個。そして子供は2人。
ビクトリアとサムは、12個のクッキーを半分こして、6個ずつ食べるはずでした。
はずでしたが...そこに友達が現れる。1人、また1人...
だんだん増えていく人。そして、クッキーは12個のまま。
ということは?
とうとう12人にまで膨れ上がり、もう、これ以上はわけられないぞ、という時のどきどき感。
「あ、また人が来た。」
「ええ、どうやってわけるんかな。半分にするんかな。」
ちょっとページをめくる間をあけると、子供なりに一生懸命考えるんですね。
でも...最後は、みごとハッピーエンド。終り方もとっても見事。途中のどきどき感、そして、最後は、めでたし、めでたし、でとても楽しい絵本でした。