代表的な日本の昔話。
昔話は、地方によって少しずつ内容が違ったりします。
この絵本では、うしあらいどんとうまあらいどんがでてきます。
じいさとばあさは、「うしを(うまを)洗うのを手伝ってくれ。」と言われます。
じいさは、びんがびんがと光るまで綺麗に洗いました。
一方、ばあさは、ごしょごしょとこすっただけでした。
じいさとばあさの違いをはっきり出していました。
ばあさの大きなつづらには、大きなへびと大きな大きなひきがえるが出てきました。
ばあさは、命からがら家まではって帰ると、あまり欲をはらなくなったそうです。
良い人と悪い人、はっきりとわかるようにえがきわけられています。
読んでいて安心します。絵も、昔の雰囲気を感じることができていいですね。
じいさが、牛や馬を洗うところは、現実的でわかりやすい。
ラスト、ばあさもこれにこりて欲を張らなくなったところまで書かれていて、良い教訓として語られています。