旭山動物園が舞台。
そこで大好きだったアムールトラのイチが亡くなったことを悲しむトコちゃんを見て、動物園の園長先生が命の話をしてくれます。
命の始まりは40億年前。とてつもなく遠い話だけど、いきなり始まりに飛ぶのではなく、トコちゃんのお父さんお母さん、そしておじちゃんおばあちゃん…と現代から順を追って丁寧に説明されています。イラストも子どもに分かりやすくなっていると思います。
命の歴史の中で、命は入れ物を変えながら生まれ変わっていく。命はありがたいねというより、命を預っている、自分の命はみんなの命なんだという趣旨のお話です。
未就学児には少し難しいかもしれませんが、5〜6歳からは是非読んで、命について家族で考えるきっかけにしてほしいです。