長男の5歳のお誕生日に、かがくのとも復刻版を購入して、
その中の1冊として読みました。
表紙のくわがたが強そうで、長男はそれに惹かれて
50冊の中から「読みたい」と選びました。
こういちは、とても大きいくわがたを見つけ、
「でか」と名づけて大切に飼っていましたが、
秋の終わりのある日、でかが逃げ出してしまいます。
冬になってから、でかを見つけた雑木林に行ってみると
そこには、様々な虫たちが、それぞれの方法で冬越しをしていました。
倒れた木の皮をめくったところには、てんとう虫たちが集まっていたり・・・
でかはなかなか見つからないけど、
冬は姿をほとんど見ることのない虫たちが、
こんな風に過ごしているんだって分かっただけでも、
こういちは楽しいのです。
本当に虫が好きな子なんですね。
長男も目を輝かせて見ています。
お話の最後には・・・静かだけど、じんわり広がる
感動のできごとがあり、子どもに夢を与えてくれます。