ほぼ出版と同時に購入しましたが、初めて読んだ時から大好きな本。我が子や幼稚園の子どもたちに何度も読みました。
今回は久しぶりに年長さんに読みかたり。
私が読みの練習をしている間、小4の娘は「男の子の欲しがりそうなおもちゃ、女の子の欲しがりそうなおもちゃって…性別関係ないやろ」と軽く毒づいていましたが…うん、私もあなた位の年頃だったらそういうツッコミいれてたかも…と思いつつ、でもそういうジェンダーバイアスなんて気にならないくらい素敵なお話だと思います。
小さい女の子が葛藤する様子、自分の行為に恥じ入り反省する姿、年長さんたちが共感を寄せて主人公の行動を見つめているのを感じました。
ハラハラドキドキ、面白いストーリーなのですが、このお話の、私が一番好きなところは、幼い人たちに対する優しいまなざし。登場人物たちが、失敗してしまってもいいんだよ、皆でフォローし合えば大丈夫。というメッセージを、主人公に伝わるような態度で接しているところ。
もともと素話として作られたという情報は、こちらのサイトで初めて知りました。納得です。
子どもたちの間から漏れるように「おもしろかった」「おもしろ過ぎた」という声が聞かれたことに感動しました。