ある日、めんどりがとうもろこし畑にいると、頭の上に何かがポタッ!
空が落ちてきたと思っためんどりは、王様に知らせようと走り出しました。めんどりに、おんどり、ぐわぐわがちょう、くわっくわっあひるがついてきました。そして、コンコンぎつねも…ところがこのこんこんぎつねは、近道があると言って、暗い穴へと連れていくのです。
リズミカルな文章、そしてその繰り返しが心地よく響きます。そのうえ、長新太さんのはっきりした色彩で描かれた世界は、また、奇妙な雰囲気を倍増させてくれます。
ちょっぴり恐ろしい内容、いったい何を伝えたいのか、よく訳がわからないというのも、正直な気持ちです。
その結末は、それぞれ読み手の想像というところでしょうか。
【事務局注:このレビューは、「たいへん たいへん」こどものとも 1968年 に寄せられたものです。】