最近、詩集を読み始めて、このシリーズでは北原白秋を先に読みました。
詩の一つひとつに解説がつき、作者の人となりや作品の背景がわかるのがこのシリーズの特徴です。
もちろん、詩人の作品だけを味わうというスタイルの詩集もありますが、私は作品の背景や人となりを知りたいと思う方なので、このシリーズはいいなあと思っています。
今までに知っていた詩もありますが、「美しくあるく」という子どもの歩き方の中にあるちょっとした美しさをとらえた詩は、こういう情景確かにあると感心しました。
29歳で夭折したということもあるのでしょう。詩の世界に表現されている純粋さが心を打ちます。
母親を賛美している詩もありますが、これはやはり男の人の視点だなあと思いました。
私自身、詩に造詣が深い方ではありませんが、子どもと読む詩の入門書としてもいいなあと思います。
親子で、もしくは家族で詩をこれから楽しむという時にもよさそうです。