先に『鳥のこと』という同じ玉川大学出版部の《自然スケッチ絵本館》というシリーズの作品を読んだときは気付かなかったのですが、
このシリーズは、どうやらノースカロライナにいらっしゃるご夫婦で作られた動物たちの生態の絵本シリーズのようです。
しかも邦訳のこの絵本の表紙に名前は出てませんが、文章はキャスリンの義弟で、イラスト担当のジョンの弟との共作だそうです。
今度の「有袋類」の絵本も「鳥」同様、基本は1ページ1種類の動物を紹介しています。(比較するためにあえて、4種類を一緒に描いているページもありましたが…)
こちらも動物たちの紹介分は的確なひとことのみになっています。物語的な要素はなく、どちらかというと、科学絵本やすごく簡単な図鑑のような作品です。
動物が好きなお子さんだったら、4,5歳からでも十分楽しめます。